DOCTOR 院長紹介

あけみ小児歯科クリニック 院長 川端明美です。
0歳児~高校生くらいまで毎日たくさんのお子さまと出会い、お子さまとコミュニケーションをとりながら、診療しております。
小児歯科専門クリニックなので生まれて初めて歯科クリニックを受診する子も多く、恐怖心が強いお子さまには、治療環境に適応してもらえるように意思の疎通が可能な年齢(3歳位)であれば、ゆっくり時間をかけてお話をしながらご自身が安心できるように対応に慣れたスタッフが全力で向き合っています。それにより、徐々に落ち着いて治療を受けられるようになっていく姿には、保護者の方のみならず感動します。 これからも、お子さまのお口の健康をサポートし、地域の方に必要とされる歯科クリニックとしてスタッフ一同頑張ってまいります。どうぞ、よろしくお願い致します。

経歴HISTORY

  • 大学卒業後、大学病院小児歯科学講座に入局
  • 日本小児歯科学会認定医取得
  • 日本小児歯科学会認定専門医取得
  • 歯学博士(小児歯科学)
  • 2006年あけみ小児歯科クリニックを開業

子ども目線に立ち、対等の立場で話すことを大切に

  • Q広々とした明るい雰囲気のクリニックですね。

    当院では0歳から診療を受けつけているので、他人に口の中を初めて見せる子がほとんどです。
    そのため、待合室にキッズスペースを設けたり、診察室にぬいぐるみをたくさん置いたりと、子どもが興味を持つような環境づくりに取り組んでいます。
    治療中も子どもが飽きないように、天井にモニターをつけアニメなどを流しているので、診療が終わっても帰りたがらないお子さんが多いです。診療室のユニットは、子どもたちが他の子の治療を見られるよう、仕切りをつけない開放的なレイアウトにしています。初めての治療で緊張している子が、同じ年齢や年下の子が治療を受けている様子を見れば自分も頑張ろうと思えるでしょうし、「頑張って」と子ども同士で声をかけ合うこともあります。大人が介入するより、子どものことは子ども同士のほうが解決しやすいこともあって、そこも小児歯科ならではの楽しさです。

  • Qクリニックの診療方針を教えてください。

    子どもの目線に立って接するよう心がけています。泣いている子がいれば、なぜ泣いてしまうのか、その子の気持ちになって考えます。また、意思の疎通が取れるようになっている3歳以上の子であれば、じっくりと話をします。子どもを子ども扱いしないことがとても大事だと思いますし、それが私のポリシーですね。ある意味、子どもは大人よりも鋭いところがありますから、話の中ですべて解決していくようにしています。逆に子どもたちも、こちらに何でも話してくれます。学校で何がはやっているか、お友達とけんかしてしまったことなど、お母さんから「うちの子、そんなことまでしゃべっているんですか」と驚かれるほどです(笑)。子どもの話を聞くのはとても楽しいですし、こちらが気づかされることもたくさんありますね。

  • Q診療の際に気をつけていることは何でしょう?

    ペインコントロールには力を入れており、笑気吸入鎮静装置やコンピューター制御で注入圧が均一にかかる麻酔を使用しています。大人もそうですが、歯科治療は痛いという先入観があると、それだけで嫌になってしまいますよね。歯科治療を痛いと思わせない工夫は、とても大事だと思います。当院で治療を受ける子どもたちは、いつ麻酔をされたのかわからないことがあるほどです。歯を抜かれても「いつ抜かれたのかわからない」と、お母さんに言う子もいて、そんな時は、心の中で密かに「よしっ」と思いますね(笑)。

現代の治療方針に感銘を受け小児歯科の道を選択

  • Q先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

    私は甘い物が大好きで、虫歯が結構ある子どもでした。治療に通っていた歯科医院のかかりつけの先生は、腎臓を悪くして人工透析を受けていたため、体調によっては休診していらっしゃったのですが、そんな状況にあっても一生懸命に治療している姿がとても印象的で、「私も先生のような歯科医師になりたい」と思うようになりました。小さい頃からピアノやエレクトーンを習っていて、フラワーアレンジメントや手芸、編み物なども好きでしたね。何か手先の器用さを生かせる仕事に就きたいというのも理由の一つでした。

  • Q小児歯科を専門にされた理由は?

    大学病院での臨床実習中に、小児歯科の実習の機会があったのですが、そこで、最初は泣いて暴れていた子どもが、通院を重ねるうちに嫌がらなくなり、先生やスタッフたちと仲良くなっていく姿を見て感動しました。小児歯科では、意思疎通ができる年齢の子どもであれば、大人と同じように対等の立場で向き合い、その子が理解して納得するまで話をしてから治療を始めます。昔は、子どもの理解よりも治療を優先するという風潮があり、私も泣いている子を押さえつけて治療するのが当たり前という時代を経験してきていたので、現代の小児歯科の治療方針にはたいへん感銘を受けました。一人の人間として子どもに接し、時間をかけて話をして治療を理解してもらえば、子どもは上手に治療を受けることができます。子どもが好きだということもあり、そんな小児歯科という分野に携わりたいと、この道を進みました。

  • Q開業までの経緯を教えてください。

    歯科大学卒業後、同大学の小児歯科で研究、学生指導、診療を行い、学位と日本小児歯科学会認定小児歯科専門医を取得しました。大学病院で得た小児歯科の専門知識を生まれ育った練馬で地元の子どもたちのために役立てたいと思ったのが開業を決めた理由ですね。開業後は、小児歯科1本でやっていきたいという気持ちが強かったので、大学病院で非常勤講師を続けながら、複数のクリニックで多くのことを学びました。最近は増加傾向にありますが、当時は関東圏に小児歯科を専門とするクリニックが少なかったため、小児歯科専門のクリニックが多かった関西圏にも足を運びました。そして、2006年に実家にも近いこの場所に開業しました。

子どもたちの歯の健康を守るためのチーム医療

  • Q最近はどのような主訴の患者さんが多いですか?

    歯並びが気になる、口が常に開いているようだ、他の子と比べて歯の生える時期が早いまたは遅いなどの相談、予防や矯正に関する主訴が多くなっているように思います。虫歯の場合は個人差が大きく、虫歯のない子はまったくないけれども、一方で虫歯だらけというお子さんもいます。共働きが増えて、家庭での歯磨きや管理が難しいなど、生活環境が虫歯を増やす原因の一つになっているのではないでしょうか。当院でも、歯の溝を樹脂で埋めるシーラントやフッ素の塗布、歯磨き指導などの予防には力を入れていますが、3歳前後から小学校に上がるくらいまでは、お母さんに仕上げ磨きをするようお願いしています。

  • Q診療で大事にされていることを教えてください。

    子どもたちとよく話をすることですね。幼稚園や保育園の頃から定期的に検診に来ていた男の子が、思春期になってあまり話さなくなると少し寂しくなります。そういうところは母親目線なのかもしれません。スタッフも長くいればいるほど、子どもたちと仲良くなりますから、そこがやりがいにもなっているようです。目を配っているつもりですが、私だけでは十分ではないところもあると思うので、スタッフには気づいたことは何でも話してもらうようにして、院長とスタッフという形の壁をつくらないようにしていますね。スタッフの役割を前もってミーティングで決めておき、それぞれの得意なところを生かした一つのチームとして診療に当たっています。

  • Q地域にとってどのような歯科医院でありたいとお考えですか?

    ありがたいことに、ここを引っ越された後も当院に通ってくださる患者さんが多く、埼玉県や神奈川県からも患者さんがいらっしゃいます。開業して13年になりますが、子どもの頃から診ていた患者さんが結婚して、お母さんになり、自分の子どもを連れて来てくれることもあります。「私が治療してもらったように、自分の子どもを治療してもらいたい」と言われると、感慨深くとてもうれしいですね。子どもたちには、予防的な観点から3ヵ月から半年に1回は検診を受けてもらいたいと思います。何もないから歯科医院に行かないのではなく、子どもが小さいうちから歯科医院に慣れておくためにも、親身になって相談できるクリニックを見つけておくことは大切です。これからもお母さんと子どもたちが、何でも気軽に相談できる小児歯科のかかりつけ医でありたいと思います。

診療時間

10:00~13:00

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15:00~18:30

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09:00~13:00

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予約制 臨時休診あり

診療科目:小児歯科・矯正歯科
所在地:〒179-0083東京都練馬区平和台4-23-5
TEL:03-3550-2122
駐車場:有
交通アクセス:東京メトロ有楽町線 平和台駅から徒歩1分
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